人生の流れを知りたいときにぴったりなのが、「命術（めいじゅつ）」と呼ばれる占術。あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、実は私たちに身近な星占いも「命術」のひとつなんです。
「命術」の占いは、星の動きや生まれたときの情報をもとに運勢を読み解くもの。この記事では「命術」の特徴や、どんな悩みに向いているのかをご紹介しますね。
「命術」の特徴とは？
占いには大きく分けて「命術（めいじゅつ）」「卜術（ぼくじゅつ）」「相術（そうじゅつ）」の3つの系統があり、近年では「霊術（れいじゅつ）」も注目されています。この中でも「命術」は、生年月日や生まれた時間・場所といった自分にとって変わることのない情報をもと鑑定する占術です。
たとえば、タロットやおみくじのような「その時々の運勢」を見る占いとは異なり、「命術」では、占うタイミングによって結果が変わることはありません。さらに相手の生年月日がわかれば、家族やパートナーとの相性を見ることも可能です。
「命術」はこんな悩みにおすすめ！
「命術」は、人生の大きな流れや運気のサイクルを知るのに適しています。たとえば、こんな悩みを持っている人におすすめです。
- 最近なぜか運が悪い…これって何か理由があるの？
- 今の仕事は向いている？ 転職するならいつがいい？
- 結婚のタイミングっていつ頃になりそう？
このように、長期的な視点で運勢を知りたいときに役立つのが「命術」です。未来の流れを把握することで、「今は慎重に動く時期」「ここで勝負をかけるべき」といったタイミングが明確になり、より良い選択ができるようになりますよ。
また、生まれ持ってのあなただけの情報をもとに占うため、自分自身の隠れた性格や才能を知ることができるのも「命術」の魅力のひとつ。さらに自分だけでなく、家族や恋人、友人との相性を占うことも可能です。
結論、「命術」は
- 長期的な運勢を知りたい
- 自分の性格や才能を深く理解したい
- 家族や恋人との相性を占いたい
という人におすすめです。
「命術」に向いていない相談とは？
長期的な運勢を読み解くのに適している「命術」ですが、実はどんな相談にも向いているわけではありません。相談内容によっては、「卜術」や「相術」を活用した方が、より的確な答えが得られることもあります。
こんな相談は「卜術」がおすすめ！
「卜術」は、その瞬間の流れや状況を占うのに向いている占術。特に、以下のような悩みには「卜術」を試してみるのがおすすめです。
- 今日の運勢が知りたい！
- 相手の気持ちはどうなってる？
- 生年月日がわからないけど占える？
タロットやおみくじのように、その時々の運気を読み解くのが得意な「卜術」。直近の出来事や、今すぐ知りたいことがある場合にぴったりです。
こんな相談は「相術」がぴったり！
「相術」は、見た目や形をもとに運勢を占う方法。次のような悩みがあるなら、「相術」を試してみるとよいでしょう。
- 中期的な運勢が気になる！
- 恋愛運や健康運、才能の傾向を知りたい！
- 開運するための方法を知りたい！
手相や風水のように、変化する要素をもとに占うのが特徴の「相術」。未来をより良くするためのヒントを得るのに適しています。
東洋占いと西洋占いの違い
占いは東洋でも西洋でも、古くから人々の指針として受け継がれてきました。それぞれの占いには、独自の考え方や特徴があります。
東洋占いの特徴
東洋の占いは、「歴史は繰り返される」という思想のもと、長年蓄積されたデータや法則に基づいて運勢を読み解くのが特徴。過去から未来へとつながる流れを大切にし、自然の摂理である「五行思想」や「陰陽思想」が根本にあります。
西洋占いの特徴
一方、西洋の占いは、「過去は過去、今は今」という考えが基本。現時点での状況や気持ちを重視し、「未来は自分の意思で変えられる」と捉えます。西洋占星術は、カバラ数秘や四大元素（火・地・風・水）をもとに成り立っているのが特徴です。
「命術」占いの種類15選と特徴
占いにはさまざまな種類がありますが、特に生年月日や天体の動きをもとに運勢を読み解く「命術」占いは、古くから多くの人に親しまれています。それぞれの特徴を知っておくと、自分に合った占いを選びやすくなりますよ。
① 西洋占星術 – 天体の動きから運命を読み解く
西洋占星術は、世界中で広く知られている占いの一つ。アストロロジーとも呼ばれ、星々の配置をもとに個人の運勢や性格を占います。
占いの基本は、12星座の位置を示すホロスコープを作成し、惑星の配置や角度から未来を予測すること。たとえば「最近、運気が低迷している気がする」と感じたとき、西洋占星術では「今、土星の影響を受けているから慎重な行動が求められそう」といったアドバイスを得られます。
星座占いもこの占術の一種で、おうし座やふたご座といった星座ごとに性格や恋愛運などを読み解けるのが特徴です。
② 数秘術 – 数字が導く人生のヒント
数秘術（ヌメロロジー）は、生年月日や姓名から特定の数字を導き出し、その人の性質や運命を占う方法です。
古代ギリシャの哲学者ピタゴラスが「万物の根源は数である」と考えたことに由来し、特にカバラ数秘術がよく知られています。
例えば、人生の方向性を知りたいとき、数秘術では「あなたのライフパスナンバーは『5』ですね。これは変化を好む自由な性格を示しています」といった診断を受けることができます。
自分の強みや課題、未来の可能性を知る手がかりになるのが、この占いの魅力ですね！
③ サビアンシンボル – 星座が語る神秘的なメッセージ
サビアンシンボルは、12星座の1度ごとに与えられた詩的な意味を解釈する占いです。
360のシンボルがあり、それぞれが象徴的なメッセージを持っています。星座占いよりも詳細な分析ができるのが特徴です。
④ マヤ暦占い – 古代文明が示す運命のサイクル
マヤ暦占いは、古代マヤ文明の神聖なカレンダー「ツォルキン」に基づいた占いです。
260種類の組み合わせから個人の宿命や役割を読み解き、人生の方向性を示します。自分のリズムや運気の流れを知るのに役立ちますよ。
⑤ 四柱推命 – 運命を見通す「占いの帝王」
四柱推命は、古代中国で政治の重要な場面でも用いられた占術。その的中率の高さから「占いの帝王」とも呼ばれています。
生年月日と生まれた時間をもとに、「十干」「十二支」の組み合わせを使って運勢を読み解きます。
「今の仕事、続けるべき？」と悩んでいるなら、「来年、大きな転機が訪れる暗示がありますね」といったアドバイスを受けられるかも。
仕事や恋愛のタイミングを知るのにもピッタリです。
⑥ 算命学 – 武将たちが頼った戦略的占い
算命学は、中国の武将が戦の行方を占うために用いたとされる占術です。
生年月日をもとに8つの星を割り出し、人体の縮図「人体図」に配置して運勢を鑑定します。
その人の持って生まれた宿命や、人生で果たすべき役割がわかるのが特徴です。
人間関係や仕事の適性を知るのにも役立ちますよ！
⑦ 紫微斗数 – 星が語る詳細な未来予測
紫微斗数は、唐の時代から伝わる占いで、台湾や香港では今も人気があります。
生年月日と生まれた時間、場所をもとに「十二宮」と呼ばれる12のエリアに星を配置し、人生の流れを細かく分析します。
「自分の強みを知りたい！」という時に紫微斗数なら「あなたは『太陽星』が強いので、リーダーシップを発揮すると成功しやすいですよ」といった具体的なアドバイスを受けられることも。
的中率の高さから、人生の重要な選択の指針として活用されることが多い占いです。
⑧ 宿曜占星術 – 月が導く運命のリズム
宿曜占星術は、インド占星術を基にした日本独自の占術です。平安時代に唐から空海が伝えたとされ、古くから親しまれてきました。
西洋占星術が太陽の動きを基にするのに対し、宿曜占星術は月の運行を重視して占います。
「自分の本質を知りたい」と思ったとき、この占術なら「あなたは『室宿』ですね。慎重で思慮深いタイプですが、決断力もありますよ」といった診断が得られるかもしれません。
個人の性格や運命、相性を細かく読み解くことができ、的中率の高さでも知られています。
⑨ 星平会海 – 東西の叡智を結集した究極の占い
星平会海は、西洋と東洋の占術を組み合わせた特別な占いです。西洋占星術・四柱推命・紫微斗数・宿曜占星術という4つの占術を駆使し、総合的に運勢を鑑定します。
そのため、すべての占術に精通していなければ扱えない、高度な知識を要する占いです。
「運命の流れを深く知りたい」と思ったとき、星平会海なら「あなたの運勢は『木星が強い影響を与え、今年は飛躍の年ですね』といった多角的なアドバイスを受けられるでしょう。
その奥深さから「運命学の最終奥義」とも呼ばれています。
⑩ 九星気学 – 運気の流れを読む日本の占い
九星気学は、陰陽五行説を基に生年月日から九星と干支を割り出し、運勢を占う方法です。
成年以降は生まれ年だけで占えるので、初心者でもわかりやすいのが特徴。
「引っ越しのタイミングは？」と気になったとき、この占術では「今年は南東の方角が吉。移転には絶好のチャンスです」といったアドバイスが得られます。
生まれ持った性質や運気のサイクルを読み解けるので、人生の指針を立てるのにも役立ちますよ。
⑪ 六星占術 – 運命の波をつかむカリスマ占い
六星占術は細木数子さんが考案し、日本で広く知られる占いのひとつ。
生年月日から6つの運命星を算出し、12の運気サイクルで未来を読み解きます。
特に「大殺界」と呼ばれる停滞期には注意が必要。
「最近うまくいかない…」と感じるとき、この占術なら「今は『大殺界』の時期。無理に動かず、慎重に過ごしましょう」といったアドバイスを受けられるかもしれません。
人生の流れをつかむヒントになる占いですね！
⑫ ゼロ学占い – 運命を分析する独自の占い
ゼロ学占いは、長野県出身の御射山宇彦さんが考案した、日本生まれの占術です。
「形而上学」と「形而下学」を組み合わせた「運命分析学」とも呼ばれています。生年月日から6つの運命数を算出し、12の支配星で運勢を読み解きます。
「未来をより良くしたい」と思ったとき、この占いなら「あなたの支配星は『火星』。積極的に行動することが開運のカギですよ」といった指針を得られるでしょう。
⑬ 五星三心占い – 独自に進化した新感覚占い
五星三心占いは、人気占い師ゲッターズ飯田さんが考案したオリジナル占術。
四柱推命や西洋占星術など複数の占いを融合させ、生年月日をもとに6つの星と金・銀の組み合わせでタイプを割り出します。
「自分に合った生き方を知りたい！」と思ったとき、この占いなら「あなたは『銀の鳳凰』。一人の時間を大切にすると運気が上がりますよ」といったアドバイスを得られるでしょう。
テレビでも話題の占術で、気軽に試せるのも魅力ですね！
⑭ 動物占い – 12の動物が示す個性診断
動物占いは、四柱推命をもとに作られた占いで、12の動物がシンボルとなっています。
生年月日から12種類の動物に分類され、さらにカラー別に60タイプに細分化。
「自分の性格を簡単に知りたい！」と思ったとき、この占いなら「あなたは『オレンジのチーター』。行動力があり、直感で動くタイプですね」といった診断が得られます。
子どもから大人まで楽しめる親しみやすさも、人気の理由のひとつです。
⑮ 血液型占い – シンプルで身近な性格診断
血液型占いは、A型・B型・O型・AB型の4つの性格を統計学的に分類する、日本ではポピュラーな占いです。
「初対面の人と話すとき、相手の血液型が気になる」という人も多いのでは？
この占いでは「A型は几帳面、B型はマイペース」といった特徴があり、相性や行動パターンを知るのにも役立ちます。
手軽に試せる占いのひとつですね！
占い「命術」のまとめ
占いにはさまざまな種類がありますが、特に「命術」は生年月日などの決まったデータをもとに運勢を導き出すのが特徴です。
- 「命術」の特徴とは？
- 「命術はこんな悩みにおすすめ！
これらのポイントを押さえることで、「命術」がどのように活用できるのかが分かったのではないでしょうか？
さらに、本記事では
- 東洋の占いと西洋の占いの違い
- 「命術」の占い15選
についても解説しました。代表的な占いには
- 西洋占星術
- 四柱推命
- 九星気学
などがあります。占いの種類を知ることで、自分に合った占いを見つけやすくなりますよ！
「占いって本当に当たるの？」と半信半疑だった方も、この記事を読んで「試してみたい！」と思えたのではないでしょうか？ぜひ、気になる占いを見つけて、自分の未来を読み解くヒントにしてみてください！
