
占いは、人生のヒントを得たり、心の支えになったりする素敵なツールです。しかし、気づかないうちに「占いがないと不安」「また次も占いたい」と、どんどん依存してしまうことも…。
この記事では、占い依存症になりやすい人の特徴や、そこから抜け出す方法を詳しく解説します。当てはまるかどうか、チェックしながら読み進めてくださいね。
占い依存症になりやすい理由

「最初はちょっとした興味だったのに、気づいたら占いが手放せなくなっていた…」そんな経験はありませんか?
ここでは、占い依存症になりやすい理由を紹介します。
占いを手軽に受けられる環境にある
最近は、電話占いやチャット占いが充実しており、いつでもどこでも気軽に占いを受けられます。
以前は、対面占いのために占い館へ足を運ぶ必要がありましたが、今はスマホひとつで占い師とつながれる時代。便利な反面、「ちょっと不安だから」「気になることがあるから」と、つい頼りすぎてしまうことも…。
手軽に占える環境が、依存を深めてしまう要因になることもあるんですね。
「当たっている!」と強く感じる
占い師に「最近、疲れていますね」「悩みを抱えていますね」と言われると、思わず「そうです!」とうなずいてしまうこと、ありませんか?
実はこれ、「バーナム効果」と呼ばれる心理現象。誰にでも当てはまることを言われても、「自分のことだ」と感じやすいんです。
もちろんよく当たる占い師さんはたくさんいますが、「なんでも当たる!」と信じすぎてしまうと、気づかぬうちに占いにのめり込んでしまうことも…。冷静に判断することも大切です。
占いで安心感を得たい
「悩んでいたことがスッキリした!」「占ってもらったら心が落ち着いた!」
こんなふうに、占いが安心感や幸福感をもたらしてくれることもありますよね。
でも、脳はその心地よい感覚を覚えていて、次に不安になったときにまた占いに頼りたくなってしまうんです。
良くない結果が出たら「このままだとダメかも…もう一回占ってもらおう」と、さらに占いを繰り返してしまうことも。
このループにハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
占い依存度をチェック!あなたは大丈夫?
「もしかして、私って占いに頼りすぎてる?」と感じたことはありませんか?
まずは、以下のチェックリストで占い依存度を確認してみましょう!
占い依存度チェックリスト
- 何かを決める時、占いをしないと判断できない
- 占いを毎日しないと(見ないと)不安になる
- 同じことを複数の占い師に占ってもらう
- よくない結果が出たら、よい結果が出るまで占い続ける
- よい結果でも別の占いで確認をする
- 占いの結果によって、気分が浮き沈みする
- 占い師のアドバイスどおりにしないと気がすまない
- 鑑定料が高いほど当たる気がする
- 占いにつぎ込むお金が増えている
- 占い回数を減らしたいけど減らせない、やめられない
当てはまるものはいくつありますか? チェックが多いほど、占い依存度は高めかも!?
「少しでも当てはまるかも…」と感じたら、一度占いとの付き合い方を見直してみるのも大切ですね。
占い依存症になりやすい人の特徴

占い依存症になりやすい人には、いくつかの共通点があります。特徴を知ることで、自分が当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
スピリチュアルなものが好きな人
目に見えない世界や不思議な話に興味がある人は、占いも自然と信じやすい傾向があります。
「占い師さんが、自分しか知らないことを当てた!」という体験をすると、ついついのめりこんでしまうことも。
でも、「興味があること」と「頼りすぎること」は違いますよね。
いつも不安を感じている人
「この先どうなるんだろう?」と、漠然とした不安を抱えている人は、占いで安心感を得ようとします。
占ってもらった直後はスッキリするけれど、時間がたつとまた不安になり、次の占いを求めてしまう…。
この繰り返しになってしまうことも多いんです。
相談相手がいない人
「こんなこと、誰にも話せない…」という悩みを抱えていると、占い師が唯一の相談相手になりがち。
占い師は親身になって話を聞いてくれるので、気づけば「この人がいないとダメ!」という状態になってしまうことも。
自己肯定感が低い人
「自分の判断に自信がない…」という人は、占いの答えにすがりがちです。
「この選択で合っているのかな?」と不安になるたびに、占いで答えを求めてしまうことも。
また他人の目を気にしすぎる人も、占いの結果を最優先してしまう傾向がありますね。
まじめで頑張りすぎる人
何事にも全力で取り組むまじめな人ほど、ストレスを感じやすいもの。
「占いが心を軽くしてくれる」と感じると、どんどんのめりこんでしまうこともあります。
まじめな性格の人ほど、占いを信じやすい傾向があるので、気をつけたいですね!
占い依存症を克服する方法5選
「占いなしでは不安…」そんな気持ちから抜け出すには、まずは少しずつ占いとの距離を取ることが大切です。占いを上手に活用できるよう、次の5つの方法を試してみましょう。
1. 占う前に、自分で考えてみる
「また同じことを占ってしまった…」そんな経験はありませんか? 占いに頼る前に、まずは自分に問いかけてみましょう。
- 以前も同じ悩みを占っていませんか?
- そのときの占い結果を、あなたはどう受け止めましたか?
- アドバイスを活かせたでしょうか?
- 実は、自分の中に答えがあるのでは?
ときには、自分自身とじっくり向き合う時間を作るのも大切ですね。
2. 悩みの原因を探る
「なんとなく不安で、つい占ってしまう…」 そんなときは、その不安の正体を見極めましょう。
もしかすると占いが必要な悩みではなく、一時的な気持ちの揺らぎかもしれません。
また、占い師に話すことで気持ちが軽くなることもありますが、「相談するために悩みを探し続けてしまう」状態には要注意。心の整理をすることが先決かもしれませんね。
3. 自己肯定感を高める
自分で決めたことがうまくいかなかったら不安ですよね。でも、決断できたこと自体がすでに一歩前進!
たとえ思うような結果にならなくても、自分を責めずに「決断できた自分」を褒めてあげましょう。
少しずつ成功体験を積み重ねていくことで、「自分で選んでいいんだ」と思えるようになりますよ。
4. 趣味を持つ
占い以外に夢中になれるものがあると、自然と占いに頼る時間が減ることも。
- 体を動かしてみる
- 興味のある分野の勉強をする
- 思い切って新しいことを始めてみる
「占いが唯一の楽しみ…」という人は、自分で占いを学んでみるのもおすすめ! 占いの知識を深めると、今までとは違う視点で楽しめるかもしれませんよ。
5. 回数を減らし、結果と向き合う
占いに依存してしまうと、結果に納得できずに何度も占ってしまいがち。
でも、本来の占いは「より良く生きるためのヒント」をくれるもの。
- 期待通りの結果なら、自信を持って行動する
- 良くない結果なら、事前に対策を考える
占いは、「どう生きるか」を決めるための道しるべ。何度も結果を確かめるのではなく、一度の占いをしっかり活かす意識を持つことが大切です。
無理にやめる必要はありません!
「もう占いをやめなきゃ…」と無理に断ち切る必要はありません。
依存でつらいと感じているなら、まずは「占いの結果を、さらに別の占いで確認する」のをやめてみませんか? それだけでも、大きな一歩になるはずです。
まとめ
占い依存症になりやすい人
- スピリチュアルなことが好き
- いつも不安を感じている
- 相談できる人がいない
- 自己肯定感が低い
- まじめな性格
克服するための方法
- 占う前に自分で考える
- 悩みの原因を探る
- 自己肯定感を高める
- 趣味を持つ
- 回数を減らし、結果と向き合う
占いは、未来をより良くするための手助けをしてくれるもの。
でも、占いに頼りすぎてしまうと、本来の役割を果たせなくなってしまいます。
「もしかして占い依存かも?」と感じたら、まずは小さなことから意識してみましょう。占いと上手に付き合って、もっと前向きに人生を楽しめるようになりますように!