占いを生活に取り入れるとハッピーな気持ちになったり、時には力強い味方になってくれます。でも知らず知らずのうちに、占いなしでは生きてゆけない「占い依存症」になっていませんか?
この記事では、占い依存症になりやすい人の特徴や、占い依存症の克服の仕方を徹底解説します。チェックリストも紹介しますので、あなたは当てはまるかどうか確認してみてくださいね。
占い依存症になりやすい理由3つ
最初は気軽な気持ちで占っていたのに、「あと1回」「次は当たるかも」とどんどんはまっていくのが占い依存症です。なぜやめられなくなるのか、理由をまとめました。
1.占いが手軽になったから
対面の占いでは占いのお店に行く必要がありますし、お店によっては足を踏み入れにくいと感じることもありますよね。しかし、最近は電話占いが主流になりました。
電話占いは家にいながら時間を問わず、占いを受けることができます。当たると評判の占い師さんを指名して、リピートすることだって可能です。
手軽さが電話占いのメリットなのですが、それゆえに依存しやすくなることもあるでしょう。
2.当たっている気がするから
「最近疲れていますね」「人間関係で時々つらく感じていますね」と言われると、うなずく人は多いと思います。実際には誰もが日ごろ感じるような内容なのですが、言われている側は「自分のことだ」「当たっている」と思いやすいのです。
これを「バーナム効果」と言い、占いではよく使われるテクニックです。占い師がテクニックを使うことは悪いことではありません。しかし占いを受けるあなたも、冷静な判断を忘れないようにしてください。
3.安心感をさらに求めるから
実際によく当たる占い師さんはたくさんいます。的中した体験を持つ人も多いでしょう。
占ってもらって悩みが解消すると、安心感や幸福感を感じますよね。これを脳は覚えていて、次に悩みが生じたときに同じような体験を求めます。良くない結果が出たとしても、それを解消するためにさらに占ってもらうというループにはまりやすいのです。
占い依存に気づくための危険度チェック
占い依存症かもと、うすうす気づいている人もいれば全く自覚のない人もいるでしょう。下の10項目で、危険度をチェックしてみましょう。
- 何かを決める時、占いをしないと判断できない
- 占いを毎日しないと(見ないと)不安になる
- 同じことを複数の占い師に占ってもらう
- よくない結果が出たら、よい結果が出るまで占い続ける
- よい結果でも別の占いで確認をする
- 占いの結果によって、気分が浮き沈みする
- 占い師のアドバイスどおりにしないと気がすまない
- 鑑定料が高いほど当たる気がする
- 占いにつぎ込むお金が増えている
- 占い回数を減らしたいけど減らせない、やめられない
判断力が低下し占いの結果にばかり心を奪われると、判断力が低下してしまいます。仕事面や対人面に影響が出るでしょう。時間やお金の浪費にもつながりますね。
チェックが多いほど占い依存度は高いといえます。しかし1つでも心当たりがある人は、占いとの向き合い方を一度考えてみましょう。
占い依存症になりやすい人の特徴5つ
占い依存症になりやすいのはどんなタイプなのでしょうか。特徴を知っておくことで、占い依存症になりやすいのか自己判断することができます。
特徴1.スピリチュアルなことが好きな人
目に見えないものや霊的なものが好きな人は、占いも信じる傾向があります。自分しか知らない情報をぴたりと言い当てられると、すごいと感じますよね。
でも、占いに興味を持つことと、頼りすぎることは別と考えましょう。
特徴2.いつも不安を感じている人
いつも漠然とした不安や心配ごとを抱えている人は、なんとかして不安を解消したいと考えているでしょう。占いをしてもらったあとは解決した気になりますが、またすぐに不安が押し寄せてきます。
特徴3.相談する人がいない人
友達や家族がいたとしても、誰にも言えない悩みってありますよね。相談することで迷惑をかけてしまうかもと思い、打ち明けられない悩みもあります。
占い師は全てを受けとめ親身にアドバイスをくれるので、なくてはならない存在だと錯覚してしまいがちです。
特徴4.自己肯定感が低い人
自分に自信がない人は、自分で意思決定することが苦手です。「あんなこと言わなければよかった」「あの時の選択はやっぱり間違っていた」という経験が多いほど、占いの出してくれる答えに頼ってしまうでしょう。人の目を気にしすぎる人も、自分に自信が持てず、判断を占い師にまかせてしまう傾向にあります。
特徴5.まじめな人
まじめな性格の人は、何事も手を抜かずにがんばります。うまくいかないことにも気を張ってがんばっているうちに、ストレスを感じることもあるでしょう。占いは心を軽くしてくれますが、まじめな人は素直に信じ込みやすい傾向にあり、占いにはまっていく可能性があります。
占い依存症を克服する方法5つ
次の5つの方法で、依存から抜け出しましょう。占いから少し距離を置いてみると、あらためて占いの楽しさや、役立て方に気づけるかもしれません。
1.占う前に自分で考えてみる
不安や悩みがあるから占いをするので矛盾しているようですが、一旦立ち止まって考えてみましょう。
- 同じようなことを前にも占っていませんか
- その時あなたはどう感じましたか
- 占いのあと、アドバイスを活かしましたか
- 本当は自分の中に答えがありませんか
何回かに1回、占いの代わりに自分に問いかけてみるクセをつけてみましょう。
2.悩みの原因は何かをさぐる
つねに不安で、今日も占いをしてしまった。そんな時は、何が不安なのか原因をしっかり特定しましょう。ほんとうに占いが必要な悩みなのでしょうか。その問題からすこし距離をとってみるだけで、すんなり解決する場合もあります。
もしくはあなたが今、ネガティブな思考に陥っているだけかもしれません。占い師さんに話すだけでもすっきりしますが、話を聞いてもらうために悩みを探し続けているとしたら、本末転倒です。
3.自己肯定感を高める
決断を下すとき、うまくいかないことも間違うこともあります。でもまずは自分で判断したことを自分でほめてあげましょう。そして行動に移してみるのです。
思うようにいかなくても自分を責めないでくださいね。自分で判断できたことが、ひとつの成功体験です。少しずつ成功体験を重ね、自分自身を認めてあげましょう。
4.趣味をもつ
楽しいと思えるものに没頭できれば、占いから少しづつ離れられそうですよね。体を動かしたり資格の勉強をしたり、何か興味のあるものがあれば思い切ってはじめてみましょう。
「それがあれば苦労はしない」「占いが唯一の楽しみなの」という声も聞こえてきそうですが、そんな人は、自身で占いを勉強してみるのも手です。ひとつの占術でも奥が深く、知識を得るとあらたな楽しみ方ができますよ。
5.回数を減らし、結果と向き合う
占いに依存すると、結果にかかわらず何度も占ってしまいますよね。しかし本来占いは、より良く生きるためのツールです。お酒やスマホの依存と似ていますね。適度な利用は人生を豊かにしますが、度を越えると、身体的にも精神的にも好ましくないといえます。
占いで期待通りの結果が出たら、自分の決断に自信を持ち行動するのみ。良くない結果なら、事前に知れたことをチャンスととらえましょう。アドバイスを活かし、起こりそうな問題に備えることが占いの上手な使い方です。
占いをすっぱりやめる必要はありません。依存で苦しんでいるのに、やめるなんてすぐにはむずかしいですよね。まずは占いの結果をさらに別の占いで確認するのをやめてみませんか。
まとめ
占い依存症になりやすいのはこんな人
- スピリチュアルなことが好きな人
- いつも不安を感じている人
- 相談する人がいない人
- 自己肯定感が低い人
- まじめな人
占い依存症を克服するためには
- 占う前に自分で考えてみる
- 悩みの原因は何かをさぐる
- 自己肯定感を高める
- 趣味をもつ
- 回数を減らし、結果と向き合う
占い依存症の危険性と克服方法について解説してきました。占いは将来に見通しを立てたり、困難を回避するための味方になってくれるもの。
しかし占いに依存してしまうと、本来の占いの役割をを果たさなくなってしまいます。
占い依存症かなと感じている人はこの記事の克服方法を意識して、占いと上手に付き合っていきましょう。