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【責任と負担がきつい】保育士が担任をやりたくない理由7選|担任以外の選択肢も紹介

保育室のイラストを背景に「担任をやりたくない7つの理由を解説担任以外の選択肢は?」の文字
  • 担任業務は責任や負担が大きすぎる
  • 複数担任の人間関係がしんどい
  • 担任をせずに済む方法があれば教えて!

担任としてクラス運営をするのは、保育士の醍醐味です。しかし担任をするうちに心身ともに疲れ「もう担任はやりたくない」と感じる保育士は多いです。

この記事では、保育士が担任をやりたくないと感じる主な理由と、担任業務に向き合うコツを解説します。続けることが難しければ、担任をしない選択肢もあります。

担任にこだわる必要はありません。この記事を読めば、つらいと思っていた保育士の仕事をもう一度楽しめるようになります。

目次

保育士が担任をやりたくない理由

女性保育士が斜め上を見上げて考えている

保育士は、ハードな業務に真剣に向き合っているからこそ「もう無理、担任をやりたくない」と悩みます。担任がしんどいと感じる7つの理由を解説します。

膨大で負担が大きい業務

クラス担任を受け持つと、仕事量が圧倒的に増えます。保育の立案や書類作成業務があるからです。他の保育士に振り分けできない業務が、多くあります。

  • 保育や行事の企画・立案
  • 保育に使う制作物、行事用の大道具・小道具の作成
  • 年間カリキュラム・月案・週案などの指導計画の作成
  • 保育日誌や個別記録の作成
  • クラス便りの作成

子どもの保育と並行して行うこれらの業務は、担任保育士の負担になります。「仕事が終わらない」「子どもと向き合う時間がない」状態が常態化すると、気持ちにゆとりを持てなくなります。

命を預かる重い責任

保育士は、子どもの大切な命を預かっています。担任は特に「自分のクラスで怪我をさせてはいけない」と、常に緊張感を持って働いています。しかし、保育園生活では予測不能な事態が起こるものです。

  • 遊具にぶつかって怪我をした
  • 友達から嚙みつかれた
  • 知らない間に青あざができている

数人の保育士が連携して子どもを見ていても、すべての怪我やトラブルを防ぐのは難しいです。「担任として、注意や配慮が足りなかった」と、強く自分を責めてしまいます。

トラブルが発生した際に近くにいたのが別の保育士であっても、説明をするのは担任の役目です。子どもの命を預かる責任は、担任に重くのしかかります。

神経を使う保護者対応

担任以外の保育士も保護者対応は行います。しかし担任は特に、保護者との密なコミュニケーションを求められます。

  • 保護者によって異なる価値観・子育ての方針への配慮
  • 子どもの怪我やトラブルに関する報告・謝罪
  • 子どもの気になる行動や、発達に関するデリケートな相談

クラス懇談や個人面談のように、しっかり時間を取って話す機会もあります。各家庭での保育に関する価値観の違いを理解したうえで、保護者の困りごとや相談への対応が必要です。

対応をあやまるとトラブルに発展するリスクがあります。気を使いながらの保護者対応に、ストレスを抱える保育士は少なくありません。

人間関係がややこしい複数担任制

2人以上でクラスを受け持つ複数担任制は、人間関係の悩みが発生しやすいです。協力し合えれば最強のパートナーになりますが、性格や保育観など合わない部分が多いと、現場での連携がスムーズにいきません。

  • 保育の進め方で意見が対立する
  • 厳しい先輩保育士に委縮してしまう
  • 仕事量の配分に偏りが出る

クラス担任は、密室に近い空間で長い時間一緒に過ごします。パートナーとの相性が悪ければ、精神的な逃げ場がなくなります。パートナーへの気遣いで、疲弊してしまう保育士は多いです。

集団をまとめる難しさ

子どもの年齢や個性が異なる中、複数の子どもを一つの方向に導くには、スキルと経験が必要です。特に経験の浅い保育士ほど「子どもがいうことを聞いてくれない」「クラスがざわついている」と力不足を感じやすいです。

保育士A

動きを予測しきれない子ども相手なので、保育が計画どおりに進まないこともあります。

子どもと信頼関係の構築に時間がかかり、担任としての役割に自信をなくすケースもあります。

容易ではない体調管理

担任保育士は、健康維持が簡単ではありません。子どもの抱っこやおんぶ、中腰などの無理な姿勢が続くため、体への負担は大きいです。また、クラス内では時期によって感染症が流行します。日頃から予防をしていても、自身も罹患してしまう可能性があります。

担任はクラス全体を気にかけながら多くの業務をこなしていくため、精神的な疲労もたまりやすいです。

このような責任感により、自分のために休みを取りづらい環境にいます。担任という立場上、無理を重ねてしまいがちです。

切り離せない仕事と私生活

保育士の仕事が忙しくても、帰宅後や休日に十分休養を取りリフレッシュできれば、また翌日からの仕事にも活力が出るでしょう。しかし実際には「残業が毎日のように続く」「持ち帰り仕事で休日がつぶれプライベートの時間がない」という現実があります。

ライフステージの変化により「家族との時間を大切にしたい」「自分の時間を楽しみたい」と実感したときが、担任以外の働き方を考え始めるきっかけになります。

私の場合

私が正規職員として担任をしていたころ、わが子も保育園に通っている年齢でした。私が早番勤務の時は子どもを開園と同時に保育園に預け、遅番勤務のときは閉園ぎりぎりのお迎えで残っているのはわが子一人。休日には常に持ち帰り仕事がありました。

勤務先の発表会と重なり、わが子の発表会を見に行けなかった年もあります。働き方を考え直すきっかけになったのがこの頃でした。

ストレスを減らして担任業務に向き合うコツ

女性保育士が室内で2人の女の子に絵本を読んでいる

担任業務に負担を感じているなら、仕事の進め方や環境の見直しをしてみましょう。少し変えるだけでストレスから解放されるかもしれません。

こだわりすぎない柔軟な保育

担任だからといって、完璧な保育をしなければと思いすぎないことが重要です。「クラスをまとめなければいけない」「失敗できない」という思いが、担任業務へのストレスにつながっている可能性があります。

  • 指導案計画に沿って進まなくても、子どもが安全ならOK
  • すべての子どもが、自分の思いどおりに動いてくれなくてもOK

子どもは、個性もペースも異なります。計画通りに進めようと頑張り過ぎたり、目標を高く設定したりする必要はありません。子どもの自主性を大切にし、その日の空気感を楽しむつもりで子どもと接するのがコツです。

上司や園長に積極的に相談

先輩保育士に相談できる環境があれば、積極的に相談しましょう。一人で抱えていた悩みが、解決するかもしれません。

  • 保育の仕方に自信を持てないとき
  • 仕事を抱えすぎて身動きが取れなくなりそうなとき

園長やベテランの先輩保育士は、経験豊富です。子どもとの接し方や、効率的に仕事を進めるスキルをたくさん身につけています。「こんなときはどうすれば良いですか?」と相談すれば、惜しみなく協力してくれるでしょう。

同じように悩んでいる保育士との情報交換も有効です。同僚とのコミュニケーションで、改善策が見つかるケースもあります。

業務内容の見直しと作業の簡略化

担任の業務は多岐に渡ります。一度業務内容を見直してみましょう。担任がやるべき仕事・他の保育士に振り分けられる仕事・簡略化できる仕事に分類できます。

例えば制作物の準備は時間がかかる仕事ですが、工夫次第で手間を減らすことができます。

  • 壁面制作は去年のものを使いまわす
  • 使用する型を数種用紙しておく
  • 既製品を購入する

手作りで手間をかけたものだけが、子どものためになるとは限りません。作業を簡略化し、子どもとじっくり向き合う時間を増やしましょう。

有給休暇によるリフレッシュ

労働者には、目的を問わず有給休暇を取得する権利があります。保育の現場でも同様です。たくさんの業務を抱えている担任ほど、適度な休息やリフレッシュする時間は必要です。

担任を持つ人の中には「自分が休むと他の保育士に迷惑がかかるから」と、有給休暇を利用していない保育士もいます。

周りの保育士とも協力し合い、担任も休みを取りやすい体制づくりを心がけましょう。

担当クラスの変更

担当クラスの対象年齢によって、求められる関わり方や大変さは異なります。対象年齢との相性も、担任をやりたくないと思う理由の一つです。

保育士B

幼児クラスのパワーに圧倒されて、しんどいです。

そんな場合は、0~2歳の乳児クラスの乳児保育が向いている可能性があります。乳児は、スキンシップやふれあい遊びを通じた個別のコミュニケーションが中心となります。

保育士A

子どもと、もっとダイナミックに活動したいんです。

反対に運動や教育面での指導が醍醐味と感じている保育士は、養護的側面が強い乳児保育に物足りなさを感じるかもしれません。

希望のクラスを園に相談してみましょう。配置替えをしてもらえるケースもあります。適性に合ったクラスを担当すれば、ストレスが軽減するでしょう。

担任業務に限界を感じたら|おすすめの働き方

子どもを抱っこする保護者と、手を振る保育士

一人担任が可能なクラス・保育園で働く

「複数担任制が合わない」「意思決定や判断を一人でしたい」という人は、一人担任制のクラスや保育園を選択しましょう。子どもの年齢が上がるほど子どもに対する保育士の数は少なくて済みます。

一人担任が可能な具体例
  • 4歳児や5歳児のクラスは、25人の子どもにつき保育士1人の配置が定められています。
  • 小規模園では子どもの人数が少なく、担任は各クラス一人ずつという園も珍しくありません。

ただし、完全に自分のペースでクラス運営をするのは難しいです。フリーの保育士がサポートに入ることもあります。安全で健全なクラス運営のためには、一人担任の場合でも協力体制が必要です。

フリー保育士として働く

フリー保育士は園全体をサポートする働き方です。固定クラスのサポートをする場合と、「今日は0歳児クラス」「明日は4歳児クラス」など、日によって配属が変わる場合があります。

複数のクラスを行き来するため、様々な年齢の子どもと関われるのが特徴です。一般的に書類作成や行事の企画・運営を主導する立場ではありません。

パートや派遣社員として働く

クラス担任が「きつい」「しんどい」と感じているなら、雇用形態の変更を検討してみましょう。クラス担任は、主に正規職員が担当することが多いです。担任という重圧や体力的な負担を減らしたいなら、パートや派遣社員はおすすめの働き方です。

【正規職員】園の直接雇用
【非正規職員(パート)】園の直接雇用
【派遣社員】転職サイトを介した雇用

ただしパート雇用は、正規職員に比べて収入が減る可能性があることを頭にいれておきましょう。派遣社員は時給が高く設定されているケースがあります。日数や時間数によっては、正規職員と変わらない収入を得ることもできます。

まとめ|担任をせずに保育士を続ける選択肢もある

ピンクのハートのオブジェを胸の前に両手で持つ女性

担任をやりたくないと感じるときは、その原因をしっかり突き止めましょう。

【別クラスへの配属で解決】異年齢クラス・一人担任のクラス
【環境を整えれば解決】業務の見直しや有給休暇の取得
【担任をしない選択】フリー保育士・パート雇用・派遣社員

どのパターンに当てはまるかを明確にすると、次にすべき行動が分かります。

上司や園長に積極的に相談すれば、働き方やクラス運営に関して有益なアドバイスがもらえるでしょう。クラス変更の配慮をしてくれるかもしれません。

作業の簡略化や有給消化によるリフレッシュが、新たな活力につながることもあります。

どうしても担任がつらい場合は、我慢をし続ける必要はありません。担任をしなくても、保育士として働く選択肢はあります。

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